【マギ】 A Trip to MAGI World
第3章 I Charm Is Non-Discrimination
〈真愛side〉
お二人には、話そう。
どうなるか分からないけど、ごまかすのも難しそうだから。
「まず、私の能力についてお話します。とはいえ、ここに来て二日、いえ四日ですから、分かる範囲でですけど・・・」
そう言って、私は話しを始めた。
ウーゴ君との話は、《夢の中のおじさんとの話》に変換したけど、それ以外はすべて本当のこと。
「・・・というわけです。王様に危害を加えたと、いえますよね。申し訳ありません。どのような罰をも・・・」
しん・・・
一体、今日で何度目の沈黙だろう。
そしてどの沈黙も、怖い。
死刑とか言われたりしないかな・・・?
でも、お二人は顔を見合わせた後、笑っていた。
ニヤーっと。
なっ・・・何なになに!?何ですか!?
恐いんですけど!!