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【マギ】 A Trip to MAGI World

第3章 I Charm Is Non-Discrimination


〈真愛side〉

今、私はヤムライハ様とピスティ様に王宮を案内してもらってる。
説明してくれるけど、それどころじゃない。

ど、どうしよう!?
王様まで魅力にかけてしまったよ!?


「あ、ジャーファルさんと剣術バカ。」


あ、ほんとだ。
   って、ヤバい!

「今何つった!?」
「(無視)どうしてここに?王といたのでは?」
「まぁ、いろいろと・・・貴方達こそ、なぜここに?」
「あぁ、真愛に王宮内を案内しようかと。ね、ピスティ」
「うん」
「そうでしたか」

どうしよ、目を合わせられない!

「真愛さん、でしたよね」
「! っは、はい・・・」
「私、貴方に何かしましたか・・・?」
「い、いえ!そんなことは」

あー、どうしよう・・・
とか思ってたけど。

「あっ、故郷に帰りたいんだな?」
「・・・へ?」

「そういうことかよ~。だから1年間とかいってたんだな?ま、安心しろよ、ここにいる奴らは全員そうだ。気持ち、わかってくれると思うぜ?」
「・・・は、はぁ」

うーん・・・? 
えっと、そういうことにしようかな?
助かった(?)、シャルルカン様。

「つー訳だからよ、顔上げろって!」

あ、えーっと。

・・・もう、いいや。しーらね。

「あはっ、ありがとうございます、シャルルカン様」
「・・・っ!」

あーあ。
まぁどうせ、王もかけちゃったんだから、いいよね。

あー、でも、ヤムライハ様とのことに影響がなきゃいいな。

あ、そうだ。どうせなら・・・

「ジャーファル様も!ご心配をおかけしてごめんなさい!」
「っ・・・!」
今のうちに、ジャーファル様も!

そして、逃げよう。
「ヤムライハ様、ピスティ様。もっといろんな所を見たいです!」

・・・でも。
お二人は、顔を見合わせて、
「もちろんいいわ。でも・・・
 ちょっと、私の部屋に来てくれない?」
そう、ヤムライハ様が言った。

あ、やっぱり。
女の人には、魅力って効かないからね。

「はい」

まぁ、いっか!
ヤムライハ様のお部屋に入れるんだって思えば!←
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