第3章 I Charm Is Non-Discrimination

ん・・・
ゆっくりと瞼を開けた。
頭が重い。

ここはどこ？
私、見たこともない部屋にいるんだ？
それって・・・怖い。

起き上がろうとするけど、体が重くて。
自分の手だけが、視界に入った。

「あら、起きました？」
女の人の声が聞こえた。
知らない部屋で、知らない人がいるのに寝てる・・・？？

「私はシンドリアの王宮に仕える女官です。報告に行っても大丈夫ですか？ヤムライハ様などは特にご心配されていましたので…」

「ふぁい・・・」
「では。」

そう言って、女官さんは部屋を出て行った。


んん？
女官・・・シンドリア・・・ヤムライハ様・・・


あっ！

その瞬間、すべてを思い出した。





※I Charm Is Non-Discrimination・・・私の魅力は無差別
ジャーファルさん登場です！その他諸々も！