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明日も、息をしていたい 《進撃の巨人》

第1章 別れ


ユーリは涙が止まらなかった。

巨人は動かなくなった母を口へ運ぶ。食おうとしているのだ。

すると母は突然目を見開き、息たえだえに言った。

「ユアを…連れて…逃、げ…」

ユーリは母の言葉を聞いた瞬間、弾かれたように走り出した。

「生、き…て…!!」

母の声が聞こえる。しかし、ものの数秒で荒い息さえ聞こえなくなった。

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