• テキストサイズ

1匹狼な君と

第2章 愛しい人 (↑晃牙side)


tricksterを頂点に立たせた第一人者なだけあって、
あんずはテキパキとしていたな。



ただこの場の雰囲気に慣れていねーのか、
緊張しやがってよ。
指示してくれる事は正しいのによぅ、
自信がねーんだ。

だからアドニスも気を利かせて
別に大したわからない事でもねーのに、


「あんず、これはどうするんだ?
そうか、こうすればいいのか。
ありがとう。
あんずはわかりやすく教えてくれるんだな。」


って言ってあげてたってのに、
あんずは最後まで自信がねーように見えたな。


プロデュースが終わって片付けをしてたら、

「外も暗くなってしまったのう…
我輩、嬢ちゃんの家まで…」

なんて吸血鬼ヤロ〜が言いかけたもんだから、
たまらず俺様は、

「ほら、あんず。帰んぞ。」


… 気がついたらそう言っててよ…

吸血鬼ヤロ〜とあんずを帰らせるくらいなら、
俺様の方がマシだろ…





俺様の方が…
コイツの事たくさん考えてんだよ…
/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp