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1匹狼な君と

第1章 優しい人 (あんずside)


スタッフやアイドルが、
慌ただしく行き来きするステージ裏。

私は必死に〝彼〟を探した。
今終わったばかりだから、
ステージ袖にいるのかも…
そこにむかっていると…

見つけた!
たった今ドリフェスを終えたばかりの、
今日1番の歓声を受けたUNDEADがーー


だけど、見つけたのはかなり遠くの方で、
人がたくさんいるため前に進めない。
オマケに暗いとなれば…

せめて、こちらに気がついてくれれば…!


「プロデューサーさん!見つけましたよ〜
さっきから全然見つけられなくて〜
どこ行ってたんですか?
こっちの確認お願いします。
あと、これから出番で
控えてるはずのユニットと
連絡とれてないので、
そちらもお願いします。」


関係者のスタッフさんに止められてしまった。

さっきは浮かれてしまったが…
私の本職はプロデューサー…
殺伐としたこのステージ裏で
仕事をこなさなければ…

自分の事ばかり考えていた…
頭が冷えた…
仕事をするためたくさんの人に紛れて、
急いで取りかかった。
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