第1章 優しい人 (あんずside)
「あらあら〜 違かったのねぇ〜
アタシは完全にかわいいカップルがデキたと思ってたわぁ〜♡」
そういう風に勘違いされていたのか…。
私と晃牙くんはそんな関係でない…
カップルか…
「かわいいカップルよねぇ〜!
そう思わない?みかちゃんはどう思う〜?」
「おれかぁ〜?ようわからんけど、
すんごいスピードで購買のパンを買うていたの、
見かけたことあるなぁ。」
晃牙くんが…?
それって多分初めてお昼ご飯を食べた日…
でもあの時は、
教室には歩いて入ってきてたよ…?
「それも不思議よねぇ〜!
弓弦ちゃんは晃牙ちゃんについて、
何かあるかしら〜?」
それも…? 他にも不思議があるの…?
「わたくしですか…?
それでしたら、
大神さまがお弁当を持ってこられたのは
初めてお目にかかりました。
坊っちゃまを探す時、
ガーデンテラスに行くのですが、
よくそこでお会いしますし、
毎回、予約していたステーキ定食を召し上がっているのも
度々お目にかかりました。」
!! やっぱりお弁当初めて持ってきたんだ…!
「ちょっと〜 安眠妨害なんだけど〜…」
「あらあら!凛月ちゃん起きたのね〜!
凛月ちゃんは晃牙ちゃんの不思議何か知ってるかしら〜?」
とても眠たそうにしていたけれども
え〜 と言いながら答えてくれた。