第7章 シュート練習
その後シュート練習が始まり
1人でサクサクと微調整をしながらシュートを決めていた
「…あれ?今日は1人なんだね」
「あ?…まぁな」
突然話しかけてきたマネージャー
てかこいつ…名前なんだっけ?
確か杉本…忘れた
「いつもシュート練習の時は愛生ちゃんに
ボール渡してもらったりしてたのに…
なのに今日は違うね?高尾くんとよく話してる
…もしかして、別れた?」
なんて無神経な女だろうか
「っせぇな」
「ごめんごめん!
じゃあ今日は私がパスしてあげる!」
「はぁ?!」
「ほらほら!」
なんだこいつ…
愛生といたときは全然話してこなかったのに…
でもパスをしてくれるのは練習になるので
素直にパスを受け取りシュート練習に励んだ
…その様子を愛生が悲しそうに見ているのなんて気が付かなかった