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STORY

第2章 マンネリ解消の方法


「はぁ!?」
「ですから、セックスに満足感がなくて・・・」

壮五の口から決して聞くことは無いと思っていた単語に、大和は開いた口が塞がらない。

「僕、十さんのこと大好きですし幸せなんですけど、何か最近物足りなくて・・・」

大和を気にすることなく話す壮五。

「・・・なぁ、お前らいつから付き合ってんの?」
「え?えっと・・・半年前くらいです」
「結構前なんだな。全く気付かなかったわ」
「そりゃもう必死に隠してましたから」

壮五はエヘヘと頭をかく。

「で、お前らのセックスはノーマルなのか?」
「ノーマル?」
「普通かってこと」
「普通・・・って、どれが普通なんでしょう?」
「あー、えっと・・・道具使ったり縛ったりしないやつ?」
「道具?縛る?」

壮五の反応で、2人がどういう風に身体を重ねてるのかが分かった大和の胸は少し痛む。

「物足りないのは、マンネリ化してるからじゃないのか?」
「マンネリ化・・・」
「オトナのおもちゃ使ってみたら?」
「オトナのおもちゃ?」
「ネットで検索してみ?色んなのあるから」

冗談で言ったつもりだったが、まさか壮五が本気にしてるとは大和は思いもしなかった。




そして数日後・・・

「届いた~」

壮五あてに荷物が届いたのだった。
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