第8章 兄さん
みゆside
「はぁ、あり得ないんですけどー」
「え、ご、ごめん」
そういって兄さんは大きくため息をついた。
頭にてをついてはぁー、と言う。
「そういうことなんで言わないの??」
そういって手をとって真剣な目で見る。
その姿に少しドキッとしながらも、驚いて手を引っ込めようとしてしまう。
そこでも、兄さんは兄さんらしく手を強く握りしめた。
「あのね、うちんちのカラ…」
そういうと手の力が弱まった。
「カラ…?」
「い、いやなんでもない…。」
急に弱々しくなったおそ松兄さんは改まって手を握りしめた。
「まぁ、相談しろってこと!!うちにはデカパンがいるんだしっ!」
「でも、出来るかどうかは」
「やんなくちゃ分かんないじゃん!!!」
大声にビクッとする。
「だから、考えようぜ。元の世界に帰りたいなら別だけどな。」
そういって鼻の下を擦る。
その笑顔に何度助けられた事か。