第12章 カラ松の思い。
カラ松side
「どーしたの?元気ないねカラ松兄さん。」
「あぁ、トド松か…。」
みゆがこの世界に戻ると決まったのが昨日だ。
元々俺はみゆがこの世界にずっといると思ってたんだが、おそ松はいなくなってしまう可能性を知っていたと思うととても悔しくなった。
「俺は今my lifeの大きな壁に突き当たってしまったのだ。そして俺の胸はひしひしと」
「そういうのいいから。」
oh...かなり食い気味で言われてしまったな。
ただ、トド松がきちんと誰かの隣でスマホをいじらずに話を聞くなんて珍しい事だ。
「実はおそ松だけがみゆの秘密を知っていたんだ。それを聞いた時俺はとても悔しくておそ松が憎く思えた。それでみゆに迷惑をかけていないだろうか…。」
「みゆちゃん?んー。」
トド松は眉間にシワを寄せて考える仕草をしている。
トド松がひとのために考えるなんて明日は槍が降るんじゃないか?
それは困る。家はぐちゃぐちゃになってしまうし、何より明日みゆが薬を取りに行けないじゃないか。
「あ、すっごく失礼な事考えてる顔してる。ねぇねぇカラ松兄さん。それって嫉妬じゃないの?僕はみゆちゃんのことをあまり知ってないから迷惑に思ってるかどうかは分からないけど、恋には必要不可欠な感情だよ。」
あぁ、トド松が人を励ましている。
お前は気づかないうちにそんなに成長したんだな。
お兄ちゃん感激だぞ。
「あ、また失礼なこと考えてる顔してる。」
そう言ってトド松はスマホに指を滑らした。