第5章 銭湯
「ありがとう!一松君。すっごく楽しかった!」
そう言うと一松くんは俺のお陰じゃないし。とそっぽ向いてしまう。
耳が赤いのを隠せてないぞ!
そして、私は足元に寄ってくる猫たゃんたちにむかって
「今日はありがとね。」
と言った。
ニャーと擦り寄ってくるのが可愛い。
「…そろそろ日が暮れそうだから帰るよ。」
といって先に歩いていってしまう一松君。
「また勝手にお邪魔していい?」
と聞くと、勝手にすればと返事が返ってくる。
また猫缶を持ってお邪魔しよう。
家に着いたのは五時頃だった。
体に猫の毛が付いていて少しムズムズする。
「そろそろお風呂に行こうかな」
お風呂場に置いてあった桶とタオルと洋服を手に取って家を出た。
少し肌寒いな。
頭の中の地図を思い出しながら銭湯に向かった。