第5章 銭湯
昨日は疲れていたからか、起きたらお昼だった。
「ニートは楽でいいなぁ。」
布団の上でゴロゴロする。ふと、おそ松さんの人形が目に入る。
この世界では売ってないんだよな。
ちょっとアニメが懐かしいな。
「え、何しようかな」
お腹は空かない。
まぁ、何もしてないからね。
夜の予定しか決まってないからな。
銭湯は言っておきたい。
後チビ太の所も!
「いや、一松君に会いに行こうかな。」
そうと決まったら出発!!!
スーパーに寄っていい猫缶を買った。
そして、まえに一松くんがいた所に行ってみる。
「こんにちは〜、一松君いますか〜?」
猫が逃げてしまわぬように静かな声で話しかける。
「だ、誰?」
「みゆだよ。こんにちは。」
凄く怪しい目で見られたからまた挨拶をする。
一瞬は?って顔をしたあと納得した顔になる。
「…どうしたの?」
「猫ちゃんに挨拶しようと思って。」
そして、買ってきた猫缶を見せる。
すると、目が輝く。
「好みが分からなくってこれにしたんだけど…平気かな、」
「だ、大丈夫。まぁ、こっちくれば?」
知ってるぜ、ホントはありがとうって言いたいの。
そして、呼ばれたので隣に失礼する。
「あ、これ一松君にあげようと思ったものだから。」
はい。といってわたす。
…りがとって聞こえた気がするのでふふんと笑う。
一松くんが私のあげた猫缶を開けると何処からともなく猫達が集まってくる。
「急に触ると驚くから。」
そう言って慣れた手つきで撫でていく一松くん。
教えてもらった通りに撫でると、遂に猫の方から膝の上に乗ってきた。
「か、かわいい。」
「!、懐くの早いな…」
そういった一松くんの膝の上には既に5匹もの猫が我先にと集まってきていた。
持ってきた煮干を渡しているようで、私にも少し分けてくれた。
「「…」」
沈黙が続く。それだけ2人とも猫に夢中だった。
たまに一松くんの横顔を見ると凄く幸せそうな顔をしていて、こっちまで顔がにやける。
「この子が好きなところって何処なの?」
「この子は…耳のそばを撫でてあげると凄く喜ぶかな。」
「覚えてるんだね、凄いなぁ〜」
すると、一松は顔をそっぽ向けてしまった。
それを見て笑う私。
その後も2人で少し会話を挟みながら猫をなでた。