第3章 帰り道
帰り道。
丁度夕焼けが地面に反射して凄く眩しく見える。
目をしかめて歩くくらいだ。
まぁ、カラ松はサングラスをしているからなんて事無さそうだが…
「なぁ、みゆ質問をしてもいいか?」
「え、あ、いいけど…?」
「あの日どうして空から落ちてきたんだ?」
確かに。急に空から人が落ちてきたら驚くだろう。
だがしかし。トリップしてきましたというわけにもいかない。
何かいい案がないだろうか…
「え、えと空を飛ぶ練習をしていて…」
「え、空?君はwindになりたいのかい?」
え、騙せた?騙せたの?これ。
普通疑うよね。てか、まず頭どうした?ってなるよね!
「いや、そういう訳じゃなくて、そう!空から見る街は綺麗だなーって!」
「そうか。さぞ綺麗な景色なのだろうな。」
「うん!それはとっても!」
カラ松の口元が少し笑っている。
普通にカッコイイよ。もう。内面も凄く素敵だし、さり気なく車道側歩いているところもイケメンだと思う。
「でも、やっぱり助けた相手が近くの家だなんて、これは運命を感じるな。」
「必然だったりして。」
ええ、必然ですとも。私がお願いしたのだから!
これで全然違う場所だったらマジギレしてましたわ。
「と、いうかみゆ兄さんと回ってたんだ?」
「えっと、」
おそ松と会ってからその後の話もする。
丁度いい相槌は話していて楽しいし、凄く聞き上手なのであれもこれもと話してしまいそうになる。
「そうか。だから俺の元にも。あれ、トド松の所は?」
「あ、多分邪魔すると悪いからかな?」
「あいつがそんなこと考えると思わないが…」
そう言って凛々しい眉毛が八の字になる。
丁度身長差的にも私が見上げてカラ松が見下ろす形になっているのだが、ずっとこっちを見て話を聞いているカラ松は首が疲れているのではないだろうか。
それでも嫌な素振り見せず話を聞いてくれるのはやはり優しさから来ているのだろう。
「ずっとした見てて首…疲れません?」
「みゆこそずっと見上げてて疲れないか?」
「ぜんっぜん。カッコイイ顔が良く見えて疲れも飛んでいっちゃう!」
「そういうこと誰にも彼にも言っていたらダメだぞ。」
ため息をつきながら言われたあと、人差し指を出して、メッって言われた。
その声で言われてもw