第11章 自分の気持ち
手を繋いでマンションまで歩いてると
「月が…キレイだよ」
優しい瞳で
優しいあの顔で
そう言ってくれて…。
ずっとあたしを映していてくれていた優しい瞳
「うん…死んでもいいよ…」
本当に心からそう思った。
蛍の瞳にずっとあたしが映っていたと
蛍の瞳を優しくできていた
って今わかったから…。
自宅のマンションに着き、
少し不安になりながら
「明日の部活も一緒に行こうね」
っていうと
「当たり前デショ」
いつもみたいに返してくれて。それがまた安心するから
「また、明日ね!メッセージ送るね!蛍もお家着いたら頂戴!」
部屋について
片方の水色のオオカミのぬいぐるみの位置決めをしていると
スマホがピコンとなり
【家着いた】
と入って来たので
【おかえりなさい(^^♪無事ついて安心!今日はありがとう(^_-)-☆色々あったけど、幸せな一日になりました!】
それから時間があいて
【僕も】
ってきたから…
蛍なりに頑張ってくれてるのがわかるから
余計嬉しくて…。
【うん(#^^#)今日はもう寝るね♪おやすみなさい蛍♡】
【おやすみ】
蛍からハートが来たりしないのはわかってるから。
嫌味もない返事が来ただけで喜んでしまう
あたしは相当重症だろうなぁ~
っておもいながら明日を楽しみに電気を消した