• テキストサイズ

【ハイキュー】君じゃなきゃダメな理由【夢主目線】

第11章 自分の気持ち


さっきと同じように座って

ずっと蛍はあたしを抱きしめてくれて

「由佳…」

呼ばれたので振り向くと

おでこにチュッとキスをされた。

恥ずかしくて固まっていると

「嫌だった?」

とまたズルい質問

頭を横に振って返事をしたけど。

少しこの態勢になれてきたし…言ってみようとおもい

「ねぇねぇ、蛍は潔子さんが好きだったんじゃないんだね。あたしずっと潔子さんが好きなんだと思ってたよ…」

「それを言いたいのはこっちの方なんですケド。僕だって澤村さんだと思ってたし」

なんで大地さん?!

とは思ったけどそれはきっとお互い様だろうから

「お互い誤解してたんだねぇ~…あ、蛍はグッチーには言わないの?」

「聞かれれば言うケド。なんで?」

「いや、親友だからちゃんと言うのかな?って思ったんだよ」

「何それ…」

蛍が呆れた様に言ってるけど

「じゃ、あたしから言っちゃおうっと!」

「…勝手にすれば」

プイっと横を向いて。そんな蛍が愛しくて

「蛍!!月がキレイだよ!」

「ハイハイ。それあの時言って欲しかったんだケド?星じゃなくて…」

「え?星知ってたの?」

「後で知ったよ。」

後で知られてたのはそれはそれで恥ずかしい…。

なんて思いながら色々話していると

楽しい時間はあっという間で

帰る時間になり

はっと思い出して慌てて蛍の机に

ピンク色のオオカミのぬいぐるみを置いておいた。
/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp