第11章 自分の気持ち
朝起きて蛍からのメッセージを待つ。
昨日のメッセージは何回も見直した。
大丈夫!あたし達は付き合ってる…。
スマホが鳴り
【今から出る】
といつも通りの言葉に了解しました!と返事をして
首元には昨日蛍から貰ったチョーカーが揺れている。
チョーカーの月を触りながら大丈夫と言い聞かせ。
「おはよー!蛍、グッチー!」
「おはよ」
「おはよう!!」
「グッチー、グッチー、実はね、昨日からね、蛍とお付き合いすることになりました!!」
「えー!!そうなんだ!よかったね!おめでとうツッキー!由佳ちゃん!ツッキー良かったね!だってず…」
「山口うるさい」
「ごめんツッキー!!」
グッチーはすごく喜んでくれて。蛍も嫌な顔していないし。
学校についてまた後でって言って別れる。
大地さん達が来て昨日は平気だったか?
と心配してくれていたみたいだったので
大丈夫です
と答えたその時
そこにおはようと潔子さんも来て。
スガさんがふとあたしの首元のチョーカーを
じっと見つめチョーカーを指さし
「スゲーいい!由佳センスあるな!可愛いべ!」
「可愛いな!似合ってるぞ!」
「可愛いねぇ~!女の子がアクセサリー着けると雰囲気かわる
よね」
「由佳…似合ってる。」
みんなが口々に褒めてくれて。少し照れながら
「皆さんありがとうございます!!」
「また後で話しましょう。ドリンク作りに行きましょう」
「ハイ!」