第11章 自分の気持ち
聞きなれた声の方を見ると大地さん達がいて
大地さんに旭さんがポンと前に押されると
男の人は旭さんを見て慌てて去って行った。
「はぁ~…旭の見た目に感謝だな!普段は髭チョコだけどな!」
「オレを使わないでよ~怖そうな人だったよ!」
旭さんは涙目で大地さんを見ている。
「結果的に由佳が守れたんだからいいべ!」
「ホント居なくなってくれてよかったよ。大丈夫由佳ちゃん?」
「すいません…。大丈夫です!ありがとうございます!」
「でだ、由佳はこんなところで何をしているんだ?」
「スイパラしてきたんです!」
「へぇー女の子はやっぱり甘いモノ好きなんだねぇ!」
女の子っていうか…
蛍がショートケーキ食べたかったんだとは思うけど…。
話を変えようと思い質問してみた
「皆さんは何してるんですか?」
「あ~、オレらはカラオケ行くべ!ってなって」
「へぇ~、カラオケですか!皆さんがどんな歌うたうのか気になりますね!!」
バレー以外にイメージがないから
歌を歌ってるイメージが湧かなくてつい笑ってしまった。