第10章 嫌われるのが怖いだけ
明日来ていく服を考えながら
どこに行くのかも楽しみだった。
あっ!あれを渡してみよう!と思い立ち
あたしは準備をして。
明日に思いをはせながら眠りについた。
普段より大人っぽい服を選んだから
メイクもして髪もゆるく巻いて纏めてみた。
10分前に行くと蛍はやっぱりもう来ていて。
「蛍おはよー!今日はどこ行くの??」
「海。」
「うみ?なんで?なんかあるの?」
この辺って海どこにあるんだろ?
「今言っても仕方ないデショ。着いてからにしてよね。」
「わかったぁ~」
歩きながら、蛍にもしこの気持ちを伝えたら
どうなるんだろう?とふと思った。
もうそばに居ることも許されない位拒絶されるのかな?
もしかしたらそばに居る事位は許してもらえるのかな?