第6章 君の左側
と思いながら蛍の事を探しながら店内を歩いていると
すぐに商品棚よりもとびぬけて
目立つ短髪の頭を発見し近づくと
シューズコーナーで真剣な顔でシューズを見ていた。
フラフラはぐれたのを怒られないように
出来るだけ明るく話しかけた。
「そのシューズ、買うの?」
「君には関係ないデショ。」
冷たい言い方で…
でも折角二人で買い物来れたから…
仲良く他にも行けたら何て思ってたから
「ん~!そんな言い方しなくても~!せっかく蛍と一緒に来れたんだからぁ!」
と、蛍の言い方を気にしてないそぶりで言ってみたけど…
明るく元気に話したのは逆効果だったみたいで
蛍は険しい顔をして黙ってしまった。
普通に謝っておけばよかった。と思いながら
「うるさくしてごめん…」
と一言伝えたら
「何を今更謝ってるのさ…。由佳がうるさいのはいつもの事デショ。」
「…ん、そうだね…。ごめん」
うるさいか…。
蛍は大人しくて大和撫子みたいな子がタイプなのかな…?
潔子さんみたいなキレイでなんでもできる才色兼備みたいな人かな…?