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Tournesol

第1章 カラー


ダリルはすぐに屋敷にも馴染みニコニコしながらボクの後をついて回った。
「デイヴィ~早くお茶にしましょ~?」
「もう少しで書類のサインが終わるから待ってくれ」
「あたしが代わりにサインしましょうか?クスクス」
「ダリルがサインしたら家が破産してしまうよ。」
「ひどーい!そこまで言わなくてもぉ~!!」
「ほら、もう終わったよ。お茶にするんだろう?」
「今日は天気もいいしお花が咲き始めてるの!だからお庭でお茶にしましょう」
そういって笑いながらボクの手を引っ張って。楽しそうなダリルを見ると世界がキラキラと光って。
ある日の夜ダリルの部屋へ行ったらダリルが笑いながら真っ赤なバラを一本渡してきた。
「ダリル?これはなんだ?」
ダリルはニコニコしながら
「さて、なんでしょぉ~」
次の日の夜またダリルが真っ赤なバラを4本渡してきた。
「今日は4本なのか?」
「そうよ。今日は4本!ふふ」
「よくわからないけど、ありがたくもらっておくよ」
「ええ。貰ってくれるだけで十分だよ」
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