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もう一人の女医 【文豪ストレイドッグス】

第13章 三社鼎立



その後、社長の指示で調査員達は社屋を離れ、会社設立前に社長が拠点にしていたと云う旧晩香堂へと訪れる。
指示を出す最中敵襲にあってたみたいだが、流石社長だ。十把一絡げの刺客に負ける筈も無かった。颯爽と社長も到着し合流した。

「皆聞け。社の鏖殺を謀るポートマフィア、社の簒奪を目論む組合、この両雄より探偵社を守らねばならぬ。太宰、説明を」

「はぁい。組合は資金力、ポートマフィアは頭数に優れます。そこで我々は人員を守勢と攻勢に分けて、奇襲戦法で姑息に抗います。守勢の要は何と云っても此処で与謝野先生を守る事」

「先生の治癒能力があれば、死なない限り全快出来ます」の言葉に谷崎、国木田、乱歩、敦はげんなりと顔を青くする。
自分は与謝野の治療を受けたことがないので想像はつかないが、見るからに壮絶なのは分かる。

「そして、攻勢は二組に分割。谷崎君の隠密能力と、私の異能無効化で敵の横あいを叩く。この戦の肝要はこの拠点を隠匿する事です。総出で此処でに雪崩れ込まれると、守勢が保ちませんから^ ^」


「三組織の内、生き残るのは一組織だけだ、
戦う以外に勝呂は無い。

ーー三組織異能力戦争だ」

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