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もう一人の女医 【文豪ストレイドッグス】

第4章 ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス




無事に入社試験も終わり一同は探偵社のはいるビルの一階にある喫茶「うずまき」に来ていた。

「すンませんでしたッ!」
「へ?」

敦の目の前で、全力で頭を下げる先程犯人役をしていた谷崎。

「その、試験とは云え、随分と失礼な事を」
「ああ、いえ、良いんですよ(意外と良い人だ、この人)」
『仕方ないよ谷崎君、一応仕事なんだから』

「ともかくだ小僧、貴様も今日から探偵社が一隅、ゆえに周りに迷惑を振りまき社の看板を汚す真似はするな
俺も他の皆もその事を徹底している、なぁ太宰」

が、話を振られているのにも気づかず話を聞いていない太宰は…

「あの美人の給仕さんに「死にたいから頸絞めて」って頼んだら応えてくれるかなぁ」
「黙れ、迷惑噴霧器(怒」

くどくどと始まる国木田の説教を他所に
『敦君、そのうち慣れるから放っておいて大丈夫だよ』
「は、はぁ…
(ホントに大丈夫なんだろうか(苦笑」

「ええと、改めて自己紹介すると……ボクは谷崎、探偵社で手代みたいな事をやってます。そンでこっちが「妹のナオミですわ!」

似ても似つかぬ兄妹に思わず敦は、
「き、兄妹ですか?本当に?」
と聞くが

『敦君、二人に関しては深く追求しない方が良いよ、世の中知らなくても良い事だってあるんだからね』
「あ……はい」

何か察したので、そのまま追求するのをやめた。

***
「そういえば、皆さんは探偵社に入る前は何を?」

「何してたと思う?」
「へ?」
「なにね 定番なのだよ、新入りは先輩の前職を中てるのさ」

「はぁ……じゃあ…
谷崎さんとナオミさんは…学生?」
「おっ 中った 凄い」

「じゃあ、国木田くんは?」
「止せ、俺の前職など!」

「うーん、お役人さん?」
「惜しい、彼は元学校教諭だよ」
『確か、数学の先生でしたっけ?』
「…昔の話だ、思い出したくもない」

「じゃ、茉莉どうかな?」
「茉莉さんは…お医者さん、ですか?」
『いや、それは副業かな、今でもしてるし』
「(医者が副業?)えと じゃあ、保母さんとか?」

『私子供は苦手なんだ、12歳以下限定で』
「12歳以下限定⁉︎」
「因みに、彼女の前職は私と一緒だよ」

ヒントを出したつもりなのだろうが、

「え、太宰さんと一緒?(…想像もつかん!)」

…余計にわからなくなった。
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