第14章 13章 新たな嵐
年始明け
私に一通の手紙が届いた。
海外に住んでいるいとこからだった。
そのいとこから前々から持ち掛けられていた話の内容が長々とその手紙には書いてあった。
私はその話についてまだ決断しきれていない。
もちろんやってみたいことだ。
けれどそれをすると梨雄と離れなきゃいけなくなる。
それが嫌で私は去年の夏、この話を持ち掛けられてからずっと保留にしていた。
けれどいい加減決めないとこの話にもちゃんとした締め切りがある。
それはわかっていても自分がその話について決断をできないことに腹立たしく思う。
いろんなことを考えながら私はその手紙を鞄にしまいいつも通り学校に行くため家をでた。