第13章 12章 光の指す方へ
私は「初めて一緒に出かけたときもパスタ食べたよね」そういった。
梨雄は「そうだね。あの時は必死だったな。今もだけど。」そういうり
私は疑問に思い「なにが?」ときいた。
すると「あの時俺さ、澪に話しかけるだけでも必死だったんだよ。突然会えなくなるんじゃないかとか。出かけても失敗しないかとか。もしかしたら彼氏いるんじゃないかとか。少し立ったから言える話なんだけどね。」そう少し照れながらいった。
あの時の私は自分の気持ちにも人の気持ちにも鈍感で、今思えばあの当時から好きだったのかもしれない。
けれどわからない。
もちろん今は誰よりも梨雄が好き。
それは変わらない。
彼が何かで挫折したとき、何か嫌なことがあったとき。
私にできるのならばサポートしたいと強く思う。
私は「あの当時多分私は何も考えて無かったと思う。けれど今は梨雄といて楽しいしこの時間がずっと続けばいいのになって思ってるよ。」と伝えた。
今日だから、クリスマスっていう特別な日だから、言えた気がする。
強く、決心できたきがする。
「そんなこと言ってもらえるなんて俺は恵まれてるんだね。」そうにこりと私に笑って見せる梨雄を見ているだけで幸せだった。