第3章 2章 あの人の名前
梨雄Side
彼女の名前を知った。
ずっと聞きたかったけれど聞けなかった。
けれど話しているだけですごく楽しく思えた。
彼女は俺について何も詮索はしない。なので今日は晴れだねとかそんなような内容のない会話ばかりだ。
周りから見たらつまんない会話だなと思うだろう。けれど俺には楽しく思えた。
彼女がいつも学校で友達とご飯を食べてることなどを聞いてそれを笑顔で話す笑顔を素敵だと思った。
部活を途中でやめたことも何も詮索してこない。
俺的にはあまり聞いてほしくない話だし空気の読める子なのかなと思う。
けれど彼女になら後々話てもいいかと思える。