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いつもの電車

第12章 11章 環境変化と心境変化


あれから何週間かたった。あっという間にクリスマス。


私はまだどこに行くか聞かされていない。


私は防寒をしながらも精一杯オシャレをしてきた。



まるで梨雄と初めてデートの時のようだ。



真新しいコートに見を包み私は駅で彼を待つ。


「当日は澪の最寄り駅前で待ち合わせで。」

そう言われた。


何故私の最寄り駅なのかは不明だ。


聞いても「当日までのお楽しみ」なんとごまかされるだけで他は何も教えてくれなかった。



私が教えてもらえたのは[午後3時に最寄り駅集合。]その言葉だけ。

他は[晩御飯は一緒に食べよう]なんて言葉しか残されなかった。

楽しみではあるがすこし心配なことも事実。



私は大人しく駅前に待つ。


私はすこしぼーっとしながら待っていると背中をトントンと突かれる。


後ろを振り向けばそこには梨雄が「お待たせ。」といって立っている。




すると「早速だけどこっち。」そういって私の手を引く。


その方向は駅の方向ではなかった。



私が内心どこに行くんだろう。そう思いながら恐る恐る梨雄に手を引かれついていく。



5分ほど歩いているとそこには駐輪場があり、

横にバイクの駐車スペースがあった。



何故こんなところにきたのだろう。。




そう思っていると梨雄はポケットから何かの鍵のような物が出てきた。




不思議そうな顔をしていたのだろうか。


梨雄は私に「あ、言って無かったっけ。俺、原付きバイクの免許持ってるんだ。」そういうとバイクの荷物入れからヘルメットを二つ出す。



私はさらに不思議そうな顔をすると

「今からこれですこし遠いところ行こうと思って。」

そういわれた。
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