第12章 11章 環境変化と心境変化
梨雄の自宅について数分
沈黙が続いている。
なんというか気まずい。
どうやら誠に彼女ができたことを聞いていなかったらしく、おとつい彼女いるのかーと他の人が聞いたところいないといっていたらしく少しそれに対して梨雄がいらついている、といった状況だ。
「言わなかったのにもちゃんとした理由がある。」
誠がそういって口を開いた。
少し不機嫌そうに梨雄が「なんだよ」答える。
誠は「俺はお前に一番最初に澪のこと吹っ切れて新しく好きな人ができたこと伝えたかった。けど他のことで忙しかったりタイミングあわなかったりでここまで来た。だから別にお前に言いたくなかった、そうゆうわけじゃない。それに付き合いはじめたことはまだ誰にもいってない。さっき駅前であったときはあんな感じで軽く言ったけど内心は早くいえばよかったって思ってたんだ。それだけはわかってほしい。」
といった。
そのあと誠は私の方に向いて「お前にふられることによって、今までの未練が吹っ切れた。ありがとう。」
そういった。
私は「何もしてない、決めたのは誠くんだよ?私は自分がしたいようにしただけ。」そう答えた。
その横で梨雄がシクシクと泣いている。
この人が泣いてるところは初めて見た。
誠くんが「澪いるけど泣いてていいのか、梨雄。」そういう。
なんやかんやでここの二人は裂いても裂ききれない仲なのだろう。そう思った。
梨雄は泣いてねぇよと言いながら涙を拭い、笑顔で「よかった」そういった。