第12章 11章 環境変化と心境変化
「あれ?梨雄と澪?」
そういってすこし遠くから手をふる。
梨雄が「人違いだよな」私にそういう。
口調が誠と話す時の口調になっている。
するとすぐに誠がその横にいた人と別れ私のところによって来る。
誠は
「何ポカーンとしてんの?」
そう私たちにいう。
どう答えようもなく、二人揃って黙っていると
「さっきのこ?」
そう誠がいうので私はコクコクと頷く。
誠は「彼女だよ。先月から付き合いはじめたんだ。」そういうと
梨雄は「え?は?え?」といって
柄にもなくあたふたしはじめる。
すると誠は「少し話せるか?澪も。」
少し困り顔でいう。
それに対して梨雄は「あぁ。今から澪と勉強会でもするかっていってたからうちでいいか?」
いつもと違って少し冷たい感じでいう。
誠は少し肩身を狭そうに頷き、
そのと三人で梨雄の家に向かった。