第12章 11章 環境変化と心境変化
食べ終わったあと個別にお会計をしてお店を出た。
梨雄は「もうそろそろ帰った方がいい時間だよね。ご飯食べてしばらく話し込んでたから時間たっちゃったね。」そういった。
私は「課題も余ってるし帰らないとまずいの分かってるけど帰りたくないな。」そういった。
すると梨雄は「じゃあうちくる?今日親帰ってこないし。よかったら。」
突然のお誘いにすこしびっくりしていると
「別になんていうのかな、そのやましいことは考えてないよ??ただ課題も終わらせられるならどうかなってだけで。」
と追加でいう。
別にそんなことは気にしてはいない。
私は「じゃあいこうかな。」そうかえした。
すると誠はうれしそうに笑って「じゃ、いこっか。」そういって私の手を引いた。
そのあと駅に行き、電車に揺られ15分。
「ここの駅でおりるよ。」
そういってまた手を引かれ駅を出る。
そこに広がるのは見慣れない風景で。
私は「ここが誠くんの引越先か。」そう思っていた。
すこし私の最寄り駅よりも栄えていて周りにはちまちまいろんなお店が立っている。
しばらく見回していると梨雄が「あ、誠だ。」そういった。
どうやら最寄り駅が一緒らしい。
誠は女の人と一緒にいる。
彼女ができたのだろうか。
梨雄に「誠くん、彼女できたんだ?」そう聞いた。
すると梨雄は「そんな話聞いてないよ。ま、友達とかじゃねーか。」
その時だった。
私たちが誠くんと女の人がキスしているのを見たのは。