第12章 11章 環境変化と心境変化
お店の中はカウンターと個別の席に別れていて私たちは個別の二人席に通された。
座って一様メニューを開く。
メニューにはお目当てのカツ丼やら他にも親子丼や天丼、牛丼などありとあらゆる丼が乗っていた。
眺めていると梨雄は「一様聞くけど何にする?」と聞いてきた。
私は「もちろんカツ丼!」そういうと梨雄は店員さんを呼んでカツ丼を注文した。
注文したあと梨雄は私に「澪って食べるの好きだったりするの?」ときいてきた。
私は「あんまりたくさんは食べれないけど食べ物は好きだよ」そう答えた。
すると「そっかー。澪はおいしいもの食べてるときすごい幸せそうだし見てて嬉しいんだよね。細いしちゃんと食べてのかなとか思ってたけど心配は不要かな」そういった。
私はそんなに幸せそうにご飯を食べていたのだろうか。
すごい無意識だ。
今までそんなことあまり言われたことがない。
というかそもそもお友達とご飯とかましてや彼氏とかいたことがいないからわからない。
確かにお友達はいたけどにわかな友達だったというか。
お友達と言えるお友達じゃなかった気がする。
人前でご飯を食べるということをあまりしていない気がする。
私はそういわれたことが嬉しかった。
「そうかな、ありがと。」
そう答えた。
しばらくしてカツ丼が運ばれて来る。
すごくおいしくて梨雄と食べているからかおいしさが倍になっている気がした。
何も進展はないけれどそれが梨雄のペースならついていこう。
そう思った。