第10章 9章 新たな姿
「「は!?何言ってんだよ」」
梨雄と誠くんが焦りながら言う。
確かにあんなことがあったあとだ、私でも焦る。
すると矢上さんは「いいだろう?」という。
少し不思議な人だ。
そしてマイペース。
桐崎さんが「まぁまぁ、矢上も本気じゃないって。」
と場を宥めようとするが
矢上さんが「何言ってるんだ。俺が言うことは本気に決まってる」と返して場はめちゃくちゃだ。
桐崎さんが「それに工藤の彼女だぞ?友達の彼女取るなって」と頑張って場をおさめようとしているが私と梨雄は付き合ってはいない。
なので私は「あのー、私梨雄と付き合ってないです。というか彼氏とかそうゆう人いないです。」と言った。
すると桐崎さんが「え?付き合ってなかったの、さっき手繋いでたのに?」といった。
この人、見てたんだ。そりゃそうだよね、この人のクラスのだしものだもんね。けどどうやって。
すると梨雄が「付き合ってねえって言っただろ。それに俺と誠は一回フラれてる。」といった。
すると桐崎さんは「どんなだよ。フラれてるとか。お前らがフラれたとか聞いたことなかったのにな!ドンマイ!受付から出てく時手繋いでたからさー、てっきり。」
という。
そんなことを言ってると矢上さんが横からでてきて「なら横取りにはならない。よし、岬俺と付き合え。」と迫って来る。
なので私は「初対面の人とは付き合えないです。ごめんなさい。それに私好きな人、いるので。」と返した。
発言したあと好きな人がいるのでといってしまったことに気づいた。
そしてさらに横から桐崎さんが「ほらそういってるから一回引け。しつこい男は嫌われるぞ?矢上。」と言ってくれた。
そしてなんとかこの押し問答は一段落した。