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いつもの電車

第9章 8章 重なる想い、交差する友情


梨雄Side

誠から連絡があった。

[今澪と外の模擬店にいるから終わったら連絡して。]


俺は[今終わったそっち向かう]

と連絡を入れて外の模擬店へと向かった。


外の模擬店は立ち寄りやすいのもあり人がいっぱいだ。

うちの学校ではクラス模擬店と別に部活模擬店があり、クラス模擬店は外で屋台などを、クラス模擬店は各クラスの教室で行われる。


去年の今頃は文化祭どころではなかったしほとんど覚えてないがよく見てみると面白いものだ。


しばらく探していると誠の姿があった。

その横にいるのは澪だろうか。

俺はそこに向かって歩いた。


すると向こうも気づいて澪は手を降ってくれる。

俺は軽く振り替えして澪の横に立つ。


すると誠が「早かったな」という。

最近俺のことを雑に扱ってたやつがよく言う。

俺は「まぁな。彼女きてるなら早く上がれとか囃し立てられた。否定はしたけど全然話聞こうとしないし。隣の隣のクラスの奴らから聞いたっていってたから絶対あいつらだろ。」

というと澪は「もしかしてさっきのドラキュラさん?」という。

ドラキュラさんとか可愛すぎるあだ名だ。澪らしいけど。

俺は「あぁ。あのドラキュラだ。」と答えると誠が「ドラキュラって誰だよ」というので俺は「矢上。あいつドラキュラの仮装してんだよ、今日」と答えると誠は「なんか笑えそうだなそれ見てみてぇ」という。

まぁ確かに笑えなくもなかった。けど最高に似合ってたのも事実だ。


すると真後ろから急に「なにが笑えるんだ?」と聞こえてきた。

俺は思わず後ろを振り向くとそこには桐崎と矢上の姿があった。
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