第8章 7章 私の気持ち
「お前がずっと好きだった。」
突然言われたその言葉
私は嬉しかった。
けれど今は誠くんが好きかわからない。
確かに私の初恋は誠くんで中学生くらいまでは好きだって思ってたけどここ最近は好きだと思うことはなかった。
本来、空気的にここで返す言葉は私も好きとかそうゆう言葉だと思う。
けれど今の私には言えない。
というか決断ができない。
今まで誰かと付き合ったことなんてないしもし付き合っても別れることになったらとかいろいろ考えてしまう。
いろいろ考えている私と誠くんは無言になっている。
そんななか誠くんはその空気を破るかのように「こんなとこ急に連れて来られてこんなこと言われても困るよな」と髪を書き上げてわらった。
そのあと「けどもし澪がいいって思うなら付き合ってほしい。」
と言ってくれた。
「今すぐにはお返事できない。ごめんなさい。」
私にはこの言葉を返すのが精一杯だった。
すると誠くんは私に「返事はゆっくりでいいよ。けど俺は本気で言ってるってことは忘れるなよ。帰り送っていくよ。」
そういった。
そのあと私たちはすっかり暗くなった空の下を無言で歩いた。
やがて駅に着いた。
私はこのどんよりした空気で帰れる自信がなかったので「ここまでで大丈夫。ありがとう。」そういって駅の改札を通った。
それから寝る前まで誠くんの言葉は頭から離れることはなかった。