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いつもの電車

第7章 6章 嵐は突然やってきて。


翌朝、私は梨雄と座ったまま寝ていた。

梨雄の肩にもたれ掛かったままでその梨雄はというとソファーによしかかっていた。

私が寝た頃は起きていたはずなのにぐっすりと寝ていて私はそこから立つとリビングにおいてあったブランケットを手に取り梨雄にかけた。

自分のわがままで付き合わせてしまったことが私のなかではすごく罪悪感で。

起きたら謝ろうと思う。

けれど昨日の出来事で梨雄は本当に優しい人なんだなと強く思えた。


私が起きた頃には停電は終わっていた。


私は歯磨きとある程度髪をブラッシングだけ済ませるとキッチンに行き、髪を一つにまとめ朝食の準備を始めた。

お礼もかねて梨雄の分も。


私はいつも朝食は軽めでバタートーストにスクランブルエッグにベーコン。

いつもならそれだけにするのだが今日は梨雄が居たのでデザートにと冷蔵庫に余っていた苺をそえた。


朝食が出来上がった頃だろうか、いつのまにか梨雄は起きていて「おはよう、結局泊まっちゃってごめん。」私にそう言った。

私は「全然、気にしないでください。元々は私のわがままのようなものですし。ご飯作ったので良かったら食べていってください。」そういった。

すると梨雄は「敬語、戻ってる」そう笑いながら言った。

「あ、すみません、じゃなくてごめんなさいじゃなくてごめん?」

相当テンパってたと思う。

梨雄は「ごめん、ごめんw困らせたよね。」
といった。

私は「昨日の今日だとなかなか慣れなくて。少しずつ慣れるので!」

そう言った。


その日は梨雄と楽しく朝食をたべた。
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