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いつもの電車

第7章 6章 嵐は突然やってきて。


あれから数時間。

夜の9時になっていた。

すると誠くんが「もうそろそろ時間やばいな。お開きにするか。」

といいはじめ、そのあと私は誠くんと連絡先を交換した。

すると梨雄さんが「帰り、おくってくから。」
そう声をかけてくれて会計を済ませたあと私の手を引いてくれた。

誠くんは今日は本当は別件があったらしいけどその予定がなくなったから来たらしく自転車で来てたので現地解散となった。

それから私は梨雄さんと電車に乗った。

今日はあまり梨雄さんと話せていない。なので私は積極的に梨雄さんに話をふった。

すると梨雄さんもいつも通り返してくれて。

やっぱり梨雄さんと話しているのは楽しい。

やがて私の最寄駅についた。

梨雄さんは一緒に下りて来てくれて家の前まで送ってくれるとか。

梨雄さんはいつも紳士的だなと思う。

駅を出てすぐくらいだろうか。
急に道に設置されている街頭や、周りの家の電気が消えた。

停電だ。

雨が降っていたわけでも雷がなっていたわけでもないのに。

私は突然周りの光が消えたことに驚いてこけてしまった。

すると梨雄さんは私に手を貸してくれて「大丈夫?」といってくれた。

実は私は昔から暗いところが苦手だ。電気を消すときもビビりながら消すし、寝室のライトはつけたまま寝ている。

ましてや突然電気が消えようものならかなり驚く。

「一人じゃなくてよかった。」

思わずでた一言。

梨雄さんは「停電、おわるまでは一緒にいるから。」
そういってくれた。

とはいえ、ここは野外。

とりあいず家に入った方がいいなと思い、私は梨雄さんの腕を引いて自宅の方へと歩いた。
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