第7章 6章 嵐は突然やってきて。
梨雄Side
飯を食いに来てから1時間くらいか。
誠とみおちゃんがどうゆう関係なのか教えてくれた。
そして二人は二人でたんたんと今までのことなどを話している。
正直俺はおいていかれている。
誠が中学に入る直前に引っ越して来たことは知ってる。
けど引っ越す前そんなことがあったのは知らなかったしましてやサッカーしていたなど初耳だ。
俺としてはあいつは暇だから来たにすぎない。けれど俺は彼女に会いたくて来ている。
いいとこどりされた気分で俺としては気分は良くない。
でも、やっと再開できたようだし俺としては邪魔はしたくない。
けど親には飯はいらないとメッセージを残してきた。そのまま帰るわけにもいかない。
あいつは俺にとって自慢の親友だ。
頭はそこそこいいし運動神経は抜群にいい。
陸上でインターハイに行ったほどだ。
それに空気もよめて俺が顔には出してないものの部活をやめて落ち込んでいる時も誰よりも早く気づいて慰めてくれた。
おそらく俺のことも誠は同じように思っていてくれると思う。
確認するほどの話でもない。
それに比べて俺は、正直周りから見れば遊び人にしか見えないだろう。
そんな俺がみおちゃんを好きでいる資格があるのか。
これでもし、誠がみおちゃんを好きになったとしたら俺はあいつに宣戦布告をしなきゃいけなくなる。
それでもし、みおちゃんと誠が付き合い始めれば、俺は見ていられなくなると思う。
他の奴なら奪い取るが、誠にそんなことはしたくない。あいつには笑顔でいてほしい。
そんな気まずい関係をあいつとは作りたくない。
けれどまだ好きになると決まったわけじゃない。
大丈夫だ
そう自分に言い聞かせ俺は飯を食った。