第7章 6章 嵐は突然やってきて。
その別れは本当に突然で。あれは私が小学校五年の3月だろうか。いつも通り私はいつものように公園に足を運んでいた。
数週間、誠くんを見ていなくてそれが心配なのもありできるだけ早くきて、いられるだけいてをくりかえした。
その日、誠くんは公園にやって来た。けれど顔色が悪い。
それにいつも友達らしき人といるのに今日は一人だ。
サッカーボールも持っていない。
誠くんは公園に入るそうそう、私がいることを確認して私の元へと一直線でやって来た。
すると誠くんは私に「学校も違うのに今まで一緒にしゃべったりしてくれてありがと。楽しかった。」
といった。
「え...」
私は突然の言葉に動揺した。
丸でこれが永遠の別れのようないいかただ。
確かに来月になれば誠くんも中学生。私は六年生だ。
部活で忙しくなるのかな、そう考えていた。
けれど返ってきたのは私が予測していたより春か超える悲しいことで。
誠くんは悲しそうに私に「俺、明日からもうこここれないんだ。引っ越すから。けど今まで四年とすこし、楽しかった。ありがと。」
そう私にお礼を告げて走っていってしまった。
私はその日からしばらくまさか嘘だろうと公園へ通いつづけた。けれど誠くんの姿はどこにもない。
数ヶ月してやっと本当に引っ越しちゃったんだと思った。本当はもっと早く気づくべきだと思う。けれど認めたくなかった自分もいて。
それから一ヶ月毎晩布団に入ると泣いた。
もう会えない、それが当時の私にはとても悲しかった。
多分、あれが私の初恋なのだろう。
あれから数年たち、今。
こんなところで再開を果たしている。もちろん動揺の連続だ。
嬉しかった半面、私がさよならを言えなかったことに怒っていないかが気になった。
けれど再開した彼は思いのほか笑顔で。それが嬉しかった。