第6章 5章 会えないを会えるにすること。
お昼過ぎだろうか。
私はいつも通り電車に向かう。
図書館にいくために。
今日は夏には相応しくない小雨が降っている。
傘をさして駅まで歩いて。
そこから電車に揺られ図書館の最寄り駅で下りる。
またそこから傘をさして数分歩く。
やがて図書館につき私がいつも座る窓辺の席に向かった。
するとそこにはいつも私よりあとにくる梨雄さんの姿があった。
私はいつも一席空けて座る梨雄さんにすこし寂しさを覚えていたため梨雄さんの隣に座った。
すると梨雄さんは私にメモを一枚渡して。
そのメモには[今日は友達と来てるんだ。もしよかったら帰り一緒に早め晩御飯でもどうかな?]そう書いてあり梨雄さんのもう片方のお隣りの席にいると梨雄さんよりすこし背が高い男の子が座っていた。
私は梨雄さんに[梨雄さんと梨雄さんのお友達がいいのであればよかったらご一緒したいです。]
とかいてメモを渡した。
梨雄さんはそのメモにokと書いて私に渡した。
今日の晩御飯は一人じゃないんだ、
そう思うとうれしくて梨雄さんと一緒だというからとても楽しみで。
いいお友達ができたなと思っていた。