第5章 4章 いつもと違う私たち
「お昼食べた?」そう聞かれ私は「まだです。梨雄さんは?」そう聞き返した。
「俺もまだだよ。じゃあとりあいずご飯食べに行こっか。待ってる間疲れちゃっただろうし。」
そう言われ私たちはショッピングモールの飲食店がたくさん列ぶところにむかった。
けれど合流で時間がかかったためお昼時は過ぎ1時。すこし混む時間を外れていたためそこまで混んでいなかった。
「梨雄さんはどこがいい?」
と聞いてくれて、どこにしよかなと思っているといい感じのパスタがディスプレイにならぶお店を見つけた。
私は「梨雄さんがよければあそこがいいです。」
といった。
梨雄さんは
「わかった。」
そういって私の手を引っ張り、そのお店に入った。
思ったよりも居心地のいい空間で、
私たちはおもいおもいのパスタを注文した。
しばらくしてテーブルにパスタが並んだ。
とってもおいしそうだ。
梨雄さんの頼んだものもすごくおいしそうで眺めていると梨雄さんが「すこし食べる?」
そういって皿を差し出してくれた。
私は
「いいんですか?」そう返すと
「いいよ、いろんなの食べてみたいでしょ?」
そういって微笑んだ。
私は
「じゃあ、一口だけ。」
そういって梨雄さんのパスタのお皿からパスタをすくった。
そのあと私は梨雄さんに自分のパスタのお皿を差し出して
「私のもよかったらどうぞ。」
というと梨雄さんが
「ありがと。」
そういって私の皿からパスタをすくった。
そのあと二人で「いただきます。」
そういってパスタを食べた。
すごくおいしかった。
そのあと一瞬梨雄さんが席を外し、それから会計をしようとすると梨雄さんが「さっき会計済ませたから大丈夫だよ。」そう言われた。
私は悪いなーと思い梨雄さんに「払いますよ」
そういうと梨雄さんは「さっき待ち合わせ場所間違えて待たせちゃったせめてものお詫び。だから気にしないで。な?」
私が間違えたといってもしょうがない自案なのにそう思っていると梨雄さんが「それに男はカッコつけたい生き物。だからすこしはかっこつけさせて?」
そう言われ私は何も言えなくなる。
私は素直に「ごちそうさまです。」そう答えた。