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いつもの電車

第15章 14章 短い時間で。


梨雄Side


「梨雄、今日はもう帰れ。他に気になることあるだろ」誠がそういいはじめる。


けれど今日は誠の買い物につき会うと言う話だった。それに今から帰っても俺は何もすることはない。


しいていうなら、澪が何も隠したのか気になるくらいだろう。


けれどもし他の男にお菓子をやる等という理由で買い物していたんだとしたら俺はどうしたらいいかわからない。



俺がそう思ったのには理由があった。


澪の買い物かごのなかにはたくさんのキットが入っていたからだ。

それも義理チョコなどにはあげない感じの奴。



一人でこんなことを家に帰って悩んでいるより誠の買い物に付き合った方が断然気晴らしになる。


なので俺は「いーよ。付き合う。っつか喉乾いた。買い物付き合ったんだからなんか奢れよ」といった。


誠ため息をついて「ったく。買い物まだ終わってねーからな?結構みて回ったし休憩すっか。」そういって俺らは休憩スペースへと向かった。



休日だからそこにはたくさんの親子が休憩していた。


誠は颯爽と自販機に向かいお茶を二本買って戻って来る。


すると俺にそのお茶を無言で手渡した。


俺は「さんきゅ。」そういって受け取り、お茶を一口飲んだ。


誠は「お前、本当わかりやすいよな」突然そういい出す。



俺は思わず「は?」と返すと「彼女が大好きで、彼女にすこしでも寄り付こうとしている男がいると気になる。そんな感じだ、最近のお前。水やったばっかの花みたいに凛々してる。」っというので俺は内心何言ってるんだこいつと思いながらいると、「けど、澪は今までお前が付き合ってきた女とはちょっとちげぇだろうな。何より自分の幸せより、お前の幸せを考える。」とか言い出したので俺は誠に「何がいいたいんだよ」という。


「お前が思ってるほど心配する必要はねえってことだ。」誠は笑顔でそういった。
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