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いつもの電車

第15章 14章 短い時間で。


誠Side


さっき澪と少し話して澪の元を離れてから梨雄の様子がおかしい。



上の空というか。話を聞いても全然聞いていない。



何か考え事をしているのだろうか。



しているとしたらさっき澪が何をしに来たか濁したことだと思う。



けれどそんなこと誰か言わなくたってわかる。




彼氏がいて彼氏にお菓子をあげない人はなかなかいない。



だがあいつはいい意味で鈍感でいい意味でさっしがいい。



こうゆうことはあいつは一切察しない。



けれど勘違いしていることは確かだ。



自分以外の人間にあげたらどうしようとか考えているのだろうか。


それなら無駄だ。


けれどあいつはそれを耳に聞き入れないだろう。




あいつにはもう少し自己評価をあげてほしい。



あいつは俺の自慢の親友だし、あんないい男はいない。



あいつは一昨年の一件でかなり自己評価を落としている。


けれどそんなことはない。あんなことであんなに下がったりしない。



あいつにはバスケ以外もたくさんある。


たとえもう試合はできなくなったとしてもあいつには好きな子を守ることが出来るのだから、あいつには自分の指命を全うしてほしいと思っている。
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