第15章 14章 短い時間で。
梨雄Side
「もしもし」
俺はそう、電話に出た。
誠は「今日空いてるか?空いてたらすこし付き合え」そういった。
「わかった。」
俺はそういって電話を切った。
今日は土曜で確かに予定は空いていた。
俺はさっさと出かける用意をして誠の家に向かう。
誠の家まではそう距離はない。
すこし歩けばつくくらいの距離だ。
俺は誠の家に着くとインターホンを押す。
ピンポーンそんな音が響くと誠のお母さんが出てきた。
「あら、梨雄くん。ちょっとー、誠ー。早く出てきなさーい。用意遅いわよー。」そう急かすように誠のお母さんは言うので「気にしないでください。気長に待ってるんで」そういうと「じゃあお茶でも飲んで待ってて」といって家の中へ通してくれた。
居間に通されると誠の母はお茶を出してくれ、「もう少し待っててね。」そういってさっていった。
20分ほど待っただろうか。誠が2階から下りてきた。
「わりぃ、二度寝してた」
そう誠はいう。
内心誘っておいてなんだそれはと思ったがそれには触れず、俺らは誠の家を後にした。