第5章 5
高杉side
「朱音っ!」
朱音が神威に殴られた
「心配ないよ。俺が朱音を殺すと思う?ま、あのままずっと反抗してきたら分からないけどね」
「テメェ!」
「おっと。団長の元には行かせるわけにはいかないねェ。ああ見えて奴は本気だ。今の団長は誰にも止められない」
神威の元に行こうとすると阿武兔によって邪魔される
「高杉!落ち着け!」
銀八が叫んでいるのが分かる
だが俺は銀八にムカついた
そんじょそこらの不良共なんかに手こずるわけがないのに、あえてこっちに来て朱音を助けようとしない銀八に
「神威ー!お前一体何がしたいアルか!」
「やあ、神楽。いたんだね。何っていつも話してただろ?最愛の朱音を迎えに来たんだ」
辺りがざわつく
朱音と神威の関係を知って驚愕しているみたいだ
「神楽のおかげで俺はまた朱音を見つけることが出来た。感謝している。けどここから先はもう関係ない」
「何で…?何で朱音はあんなに怯えていたアルか?神威、お前朱音に何したアルか?」
「チャイナ…」
懇願するチャイナを沖田が心配そうに見つめていた
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