第5章 5
朱音side
銀八先生が泊まりに来てくれて、話を聞いてくれてあたしの中の何かが吹っ切れた
そうだ
みんなはあたしに手を差し伸べてくれた
あたしを暗闇から救ってくれた
今度はあたしが護るんだ
あたしは一人じゃない
週も変わり、あたしは学校に来ていた
そしてのんびりと授業が流れていく
今の授業は銀八先生の国語
その間も、あたしは神威への対抗策を考えていた
すると校門の方から鋭い殺気が放たれる
ーガタッ
あたしは慌てて立ち上がった
後ろの晋助も一緒に
「…ったく、座れ二人とも」
どうやら晋助と銀八先生は気付いたようだ
神威のただならぬ気配を
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