第4章 4
翌日
いつも通り学校へ行くと、そこにはいつものように喧嘩をしている神楽と総悟がいた
「お前それ私のことアルか!?表に出るヨロシ!」
「望むところでさァ。今日こそ決着つけてやりまさァ」
そして
いつになく二人は楽しそうだった
「やっぱり二人はこうじゃねーとな」
いつの間にか隣にいたトシが言う
『うん!そうだね!』
トシの言う通り、神楽と総悟はこうじゃなきゃ
「あ、朱音ーっ!」
微笑ましく見ていると神楽があたしの元へ来た
その時、喧嘩をして少しボロボロになっている総悟と眼が合った
神楽以外にはめったに笑わない総悟が少しだけ笑った
とても優しい顔で
あたしは笑みを返すと神楽の話を聞いた
『どうしたの?神楽』
「ちょっと兄貴のことで話聞いてほしいネ」
神楽のお兄ちゃん?
相談相手があたしでいいのかなとも思ったが、何より神楽の頼みだから快く引き受けた
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