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第4章 4



『総悟、何があったのか分かんないけどさ、神楽の心を奪うってあたしに言ったのは嘘だったの?』

総悟があたしに神楽への想いを打ち明けてくれた時に言っていた誓い

「…もう嘘でも構いやせん。今日姉上と朱音を会わせて思ったんでィ。この二人といるときは安心するって」

『それはそれであたしは嬉しい。けど総悟は間違ってる。総悟の神楽への気持ちはそんなに軽いものだったの?ずっと好きだったんじゃないの?』

総悟は更にあたしにかける体重を増やした

「分かってまさァ!こんなこと言ったって俺にはチャイナを諦めきれねェ!ずっと好きだったんでィ!けど…もう疲れやした。どんなことしたってアイツの目に俺は映っちゃいない。アイツが見ている奴は…」

ピリリリリリッ

いきなり携帯が鳴る

総悟のだ

着信画面を見るとそこには


"チャイナ"


と表記されていた





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