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【黒バス】ねえ、大我

第1章 誠凛高校男子バスケットボール部マネージャー、帰国


「The condition of the injury?Is it already all right?(怪我の調子は?もう大丈夫なの?)」
「…木吉センパイ、その人は?」
「嗚呼、ウチのマネージャーだよ。」
「マネージャー!?ウチ、マネージャーいたんですか!?」
「Teppei,Who are these boys?(鉄平、この子達は?)」
「ウチの新戦力さ。」
「マネージャーって外人なんですか!?」
「いやいや、日本人だよ。おい、遥香、日本語で頼むよ。俺もそう英語は得意じゃないんだ。」
「Oh…Sorry.戻ってきたばっかりでつい。
初めまして、バスケ部マネージャーの逢崎遥香です。アメリカ留学に行ってて、今帰国してきました。鉄平達より1つ年上だけど、留年してるので2年生です。遥香って呼んでね。よろしく。」
「留年ってなんで…、ですか?」
「アメリカに留学してすぐ両足骨折、腰椎圧迫骨折で入院してたから。」


 あははと笑ってみせるが、1年生達はリアクションに困っていた。


「嗚呼…木吉だけでも大変なのに、また大変なのが大変な時期に帰ってきたな、オイ。」
「またまた、順平。私に会えて嬉しいくせに!もっかいチューしとく?」
「しねーっすよ!」
「ちょっとアンタ達!いつまで休んでんのよ!」
「リコちゃん!」
「げ!」


 体育館から現れたリコちゃんは順平と同じく、顔を顰めたが、そんなの全然気にしない。


「リコちゃん!ただいま!」


 勢いに任せ、そのままリコちゃんを押し倒し、さっき二人にしたのと同様、リコちゃんにキスをした。顔を上げると、その向こうに俊と凛之助、慎二、聡史の姿。


「I wanted to meet!(会いたかったよ!)」


 顔を真っ赤にして唇を拭くリコちゃんを放置し、残りの2年生達にキスをするべく追い掛けた。別に私はキス魔という訳ではないが、久しぶりに会えたのだから可愛い後輩とスキンシップが取りたい。ただそれだけだった。あ、でも留年してるから後輩じゃない、同級生だ。慎二、聡史はなんとか捕まえてキス出来たが、俊と凛之助には逃げられてしまった。


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