第7章 Happy birthday! ~信長誕生祭~
長「詳しくは書いてある、まぁ、どうするかはあ奴に任せる。」
佐「解りました。何かわかりませんが、お預かりします。では俺はこの辺で・・・・ドロン。」
そう言うと、また路地裏にスッと消えてしまった。
「は・・・はやっ!! 佐助君凄すぎる・・・。」
長「さて、目的も城下も視察できたことだから、帰るとするか。」
「でもさっきの書状は何なんですか?」
長「じきに分かる・・・。」
そういうと信長は城に向かって歩き始めた。ふと足を止めて麗亞の方を振り返る。
長「さぁ、帰るぞ・・・。」
夕日に照らされた信長が手を差し出す。麗亞はその眩しさに見とれながらも、信長の手を取った。
*********
その夜の宴は盛大だった。
秀「信長様お誕生日おめでとうございます!!!」
秀吉さんが音頭を取ると皆が一斉にお祝いの言葉を叫ぶ。
一同「おめでとうございます!!!」
長「皆、大義であった。」
そういうと皆は信長様へとお酌の列を成した。
「信長様あんなに皆に、お酒を勧められて大丈夫かな?」
家「あの人ザルだから大丈夫じゃない?」
すると政宗が広間にやって来て大皿を持ってきた。
政「ほら、皆たんと食えよ!」
鴨焼き、にこごり、ハモの天ぷら、煮物・・・・どれも美味しそうな料理が次々と運ばれてくる。
「わぁ・・・政宗の料理今日もおいしそう~。全種類食べられるかなぁ…。」
三「麗亞様、料理をお持ちしますね。待っててください。」
そういうと三成は芋の煮っ転がしを箸で掬う。が・・・・
コロコロと逃げて行く。
三「アレ・・・アレレ?」
光「こうすればいいだろう。」
そういうと光秀は箸を芋に刺してそれを茶碗にのせて食べていた。
政「おいおいおいおい、三成も光秀も相変わらずだなぁ・・・。ほら、これ。」
政宗は器用にお皿に色々取り。麗亞に渡す。
「あ、有難う。」
そう言い鴨焼きを頬張る。すると柔らかい鴨肉にじゅわっとした肉汁とお出汁の聞いた味が後からふんわりと。
「をぁぁぁぁぁ。 美味しい~////政宗最高~。」
ふにゃふにゃした笑顔に皆が一瞬見惚れほんわりとした雰囲気になる。
政「お前ほんとに美味しそうに食うな。まぁ、分かりやすくて嬉しいが。どんどん食えよ。」
「うんっ!!。」