• テキストサイズ

【進撃の巨人】ジャン・キルシュタイン

第6章 馬術







──────────────────
────────────



教官からあらかじめ説明を受けた、馬の乗り方。



俺とマルコとコニーは難なくクリア出来たが、身長も力も足りねぇミサキはかなり苦戦していた。



『や……っと乗れたッ!』



すでに肩で息をしているミサキを見て、心配気なマルコ。

そして、半ば呆れ顔なコニー。



「おいおい。大丈夫か?お前、サシャなんかに晩飯やってるから力入らねぇんだよ。」



庇ってやりてぇところだが、コニーの言葉には同感だ。



力うんぬんは女と男との体力の差ってもんもあるかも知れねぇが、これから先、自分の体力を維持する事は必須であり、体調管理も怠るわけにはいかねぇ。



まぁ、馬に乗るくらいの事なんてのは、コツさえ掴んでしまえば、使う力も少なくて済むとは思うが。



「そう言うなよコニー。無事に乗れた事だし、歩行訓練でも始めよう。」



マルコが俺に目配せし、困ったように笑うのを見て、俺もそれに頷いた。



「お前等、衝突しねぇよう十分に離れろよ。あ!ミサキッ……まだ行くんじゃねぇ!!!」



『えへへ。少しだけ!』



早速馬二頭分を駆け出したミサキを合図に、3人で動き出す。



毎度毎度……

えへへ。じゃねーよ!



万が一落馬なんかしたらどうするつもりだ!?



馬の腹を軽く蹴り、スピードを上げてミサキの隣に並ぶ。


/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp